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2024.06.26

#不動産営業部 #春日原店

敷金と礼金について詳しく解説|賃貸契約の基本を理解しよう

賃貸契約で気になるのはお金の問題。とりわけ初期費用は高額になりがちです。初期費用のなかでも混同しやすいのが「敷金」と「礼金」という費用です。これらの費用は、賃貸物件を借りる際に支払うもので、それぞれ異なる役割や意味を持っています。


「敷金」は将来的に返金される保証金としての役割を果たし、退去時の未払賃料や修繕費に充てられます。一方、「礼金」は貸主への謝礼として支払われ、基本的には返金されません。

これらの費用の違いや意味をしっかり理解することは、お部屋探しにおいて非常に重要です。そこで、この記事では「敷金」と「礼金」の基本的な概念から、具体的な使い道、返金に関するポイントや注意点について詳しく解説していきます。

  • 敷金や礼金という言葉の意味がわからない
  • 初期費用がなぜ必要なのかを知りたい
  • 退去時のトラブルを防ぎたい

このような悩みをお持ちの人におすすめの記事です。


これらの情報を押さえて、ぜひお部屋探しにお役立てください。

なお、弊社:悠悠ホーム春日原店では、福岡県春日市・大野城市・太宰府市・福岡市を中心に賃貸管理業および賃貸仲介業を展開しています。不動産でお悩みの方はお気軽にお問い合わせくださいませ。


敷金とは?


敷金とは、賃貸物件を借りるときに借主が貸主に差し入れる保証金のことです。敷金は主に退去時に発生する未払賃料や修繕(原状回復)費用のために使われます。

以下では、敷金の具体的な役割や返金の流れについて詳しく説明します。


敷金の定義


敷金は、賃貸借契約が終了したときに借主へ返還されることが前提となっていますが、必ず敷金の全額が返金されるわけではありません。退去時の部屋の状況や未払賃料によっては一部もしくは全額が差し引かれることがあります。

なお、最近では敷金が必要となる賃貸物件はかなり少ないのが現状です。なぜなら、保証会社の利用が一般的となっており、敷金で貸主がさまざまなリスクを回避する必要性がなくなってきたからです。

敷金の差し入れが必要な賃貸物件でも、家賃の1ヶ月程度が相場といえるでしょう。


敷金の役割


敷金は「保証金」であるため、いわば担保のようなものです。ここでは、なぜ敷金を預け入れることが必要なのか、その役割に迫ります。

敷金の役割① 未払賃料の補填

契約期間中に未払いの家賃や共益費があるとき、その金額が敷金から差し引かれて借主に返却されます。

このとき、貸主に預けている敷金額よりも未払いの家賃・共益費額のほうが高額であれば、返金ではなく追加で未払い家賃などを支払う必要があります。


敷金の役割② 修繕費用の充当

退去時に借主の故意(わざと)または過失(うっかり)によって部屋を損壊していたとき、その修繕費用が敷金から差し引かれます。通常の使用による損耗は貸主負担ですが、故意または過失による損害は借主負担となります。


なお、退去時の原状回復トラブルは後を絶ちません。お部屋を借りるときは契約内容をよく確認することが重要であるほか、国土交通省が定めているガイドラインを理解しておきましょう。

詳しくは、下記リンクをご参照ください。

参考|国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

参考|国土交通省 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

また、とりわけ原状回復でトラブルになるのはクロスです。クロスについては悠悠ホーム春日原店のこちらのコラムも参考になります。


敷金で知っておくべきこと


敷金の返金は、借主がお部屋を明け渡した後に行われます。ただし、敷金の返金においては以下の点に注意しておきましょう。


・原状回復義務が発生すること

借主は退去時に部屋を契約時の状態に戻す義務があります。これを「原状回復」と言います。原状回復が適切に行われない場合、その修繕費用が敷金から差し引かれます。


・未払いの家賃などがあれば相殺されること

借主に未払いの家賃などがあれば、差し入れた敷金から相殺されます。


・返金には1ヶ月程度かかることがある

退去後、貸主が部屋の状態を確認し、未払いの家賃や修繕費用を差し引いた残額が借主に返金されます。この一連の流れには数週間から1ヶ月程度の時間がかかります。


・トラブル回避のポイント

敷金の返金をスムーズにするためには、家賃などの未払いをなくすことと、入居時に部屋の状態を詳細に記録し、退去時にそれと比較することが重要です。写真やチェックリストの活用も重要であるほか、入居時にとったお部屋の記録は家主さんや管理会社と共有しておくことで、さらにトラブルを防止することが可能です。


敷金は賃貸契約における重要な要素であり、その役割や返金の流れを理解しておくことで、契約期間中や退去時に生じるトラブルを未然に防ぐことができます。


礼金とは?


礼金とは、賃貸物件を契約する際に借主が貸主に支払う一時金で、返金されない費用です。これより、礼金の定義・役割・現在の賃貸市場における傾向について詳しく説明します。


礼金の定義


礼金は、賃貸契約を結ぶ際に貸主に対する謝礼として支払う金額のことです。この費用は賃貸契約が終了しても返金されないため、初期費用としてしっかり計算に入れておく必要があります。

現在でも礼金は賃貸契約の締結にあたって必要になることが多く、相場は家賃の1〜2ヶ月分でしょう。


礼金の役割


礼金には以下のような役割があります。

礼金の役割① 貸主へのお礼

礼金は、その名の通り貸主に対する感謝の気持ちを表すものです。賃貸市場では、礼金は貸主が物件を提供してくれることへの謝礼としての意味合いがあります。


礼金の役割② お部屋の改装費用の原資

礼金が貸主にとって貴重な収入源であることは否定できません。借主からすれば、礼金は安ければ安い方がよいものです。しかし、礼金の存在によって貸主はお部屋を綺麗に改装できる一面があることも忘れてはいけません。



敷金や礼金など初期費用を軽減させる方法


敷金や礼金は初期費用の大半を占めるため、安く引っ越した人にはネックになりがちです。そこで、ここではお部屋探しで初期費用を安くする方法を解説します。


敷金や礼金の減額ができないか交渉してみる


不動産会社を経由して減額の交渉ができるかどうかを確認してみましょう。なぜなら、敷金や礼金は交渉により減額できる可能性があるからです。

ただし、一方的に敷金や礼金の減額交渉をするだけでは、家主さんや管理会社も了解してくれる可能性は低いと考えられます。そのため、入居日を早めたり、決済金を早めに支払うなど、家主さんや管理会社側にもメリットを持たせることで、交渉を優位に進めることができるでしょう。


繁忙期を避けてお部屋探しをする


お部屋探しのピークである1月から3月を避けることで、初期費用が軽減できるかもしれません。なぜなら、閑散期はお部屋探しをする人が少ないため、入居してくれるだけで家主さんや管理会社はメリットが大きいからです。

実際に繁忙期で空室に申込が入らなかったとき、閑散期に敷金・礼金のほか家賃が下がることは珍しくありません。時期を限定しないお部屋探しであれば、繁忙期を避けることをおススメします。


予算を決めて不動産会社に相談してみる


初期費用に予算上限があるときは、不動産会社に上限を伝えたうえでお部屋探しをすることも重要です。なぜなら、不動産会社は家主さんや管理会社の傾向を知っているため、敷金や礼金を交渉できる賃貸物件やキャンペーンを行っている情報を熟知しているからです。

ポータルサイトにはさまざまな情報が掲載されていますが、家主さんや管理会社から特別な交渉枠をもらっていたり、敷金や礼金などの初期費用減額キャンペーンを実施している情報の全てが掲載されているわけではありません。

不動産会社に相談することで、お得にお部屋探しをすることができるでしょう。


敷金や礼金を理解してお得にお部屋探しをしよう


敷金や礼金はお部屋探しで必要な経費ですが、その言葉の意味や役割はあまり理解されていません。この記事をお読みいただき、敷金や礼金について理解が深まり、お部屋探しがスムーズに進むことを期待しています。

また、敷金や礼金を含めた初期費用は時期や賃貸物件によって減額できる可能性があります。交渉は申込時に行うことが必要ですので、不動産会社とよく相談して交渉を進め、お得な賃貸契約を勝ち取りましょう。

福岡のお部屋探しは悠悠ホームまでご相談ください


弊社:悠悠ホームでは、福岡県下全域でお部屋探しのお手伝いをしています。福岡市・大野城市・太宰府市・春日市・糸島市など、幅広いエリアをカバーしていますので、お部屋探しを検討している人はぜひお気軽にご相談ください。

また、悠悠ホームでは一戸建てやペット飼育可能な賃貸物件を多く自社で管理させていただいております。お部屋探しではネックになりがちな犬・猫の飼育が必要な人にご好評いただいておりますので、ペットを飼育されている人のお部屋探しもお任せください。


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