2022.01.12
★金利について知ろう
■金利とは何か
金利とは、借りたお金に対して上乗せして支払うお金の割合を指します。
上乗せしたお金のことを、「利子」とか「利息」といったりします。
ありていに言ってしまえば貸した側(銀行)の利益です。
たとえば、100万円を金利1%で借りたときの利息は1万円です。
もし、1年後に1%の利息を付けて返した場合は「年利1%」となります。
同じ100万円を年利0.5%で借りれば1年間の利息は5,000円ですので、
というわけで、金利が低ければ低いほど利息は少なくなります。
もしあなたが銀行側の立場だったら金利を高くお金を貸したいですよね。
では逆にまったく同じ商品が半額で売っていたら安い方のお店で買いますよね?
住宅ローンは基本的には「ほぼ」同じ商品なんです。そして値札が金利です。
「ほぼ」とつけたのはここが銀行があざとく住宅ローンを複雑にしてる部分だからです。
これを読んでいただいた方が銀行の思惑を把握したうえで一番自分にあった住宅ローンを
自分で選ぶことができるようになって頂けたら幸いです。
■住宅ローンの金利の種類と何を基準に変動するのか
住宅ローンの金利の種類は大きく「変動金利」と「固定金利」の2つにわけることができます。
実はこの2つは完全に連動するわけではないですが下記のような基準をもっていてある程度の相関性があります。
結論からいうと、変動金利は日銀が決める「政策金利」に、
(フラット35等の)固定金利は「新発10年物国債利回り」に連動します。
完全に連動するわけではありませんが、これらを基準としてみなされており、ある程度の相関性があります。
■変動金利の特徴
メリット
・固定金利より金利が低い
・変動金利の仕組を理解することで支払う利息額を抑えることができる
デメリット
・社会情勢や景気などに金利がかわるため返済計画がたてにくい
・金利の変化を常に気にしていなければならない
■固定金利の特徴
メリット
・固定期間中の金利が一定なので返済計画をたてやすい
・社会情勢や景気などに左右されないので返済だけに集中できる
デメリット
・変動金利より金利が高い
・社会情勢や景気が更に悪くなっても金利が下がらない
■結局どちらがいいの?
金利変動のリスクをとって低い金利をとるか、高い金利を払って安心感をとるか
このどちらが自分にあうかで決めましょう。
ただ、ウッドショックや地価の上昇で必要な資金がどんどん高くなっている福岡エリアでは
固定金利では支払額が高すぎてローンが組めず、変動金利しか選択肢がない、といった状況の方も
増えてきました。それでも固定金利にしたい場合は、頭金をためる、土地も購入する場合は土地が安いエリアを
検討するなど、資金計画を変更しましょう。
逆にみれば、変動金利は仕組を理解して自分で管理することができるなら
支払う利息を一番少なくすることができる借り方です。
日銀の思惑通りに景気は回復せず、ゼロ金利政策、マイナス金利政策といった
超低金利時代がもう20年続いてます。今、変動金利で借りている人は超お得ということですね。
そしてこれがいつまで続くかは誰にもわかりません。ちょっと話はかわってしまいますが、
物価や土地の値段がどんどんあがっている現状では、住宅取得のタイミングは少しでも早い方がよい
といえるのではないでしょうか。
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