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2022.03.19

耐震・制震・免震について

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こちらのコラムでは地震対策の「耐震・制震・免震」についてご説明します。

地震対策で多く名前を聞くのは「耐震」ですが、それ以外にも地震対策はございます。

ただ、違いがよく分からないとの声を多く頂きますので、

このコラムが皆様のお家作りの参考になれば、幸いです。

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耐震構造とは



柱や梁、主要な壁、基礎など、建物自体を頑丈にして、地震の揺れに耐える住宅構造のことを耐震構造と言います。
地震の力は、主に重量の重い床や屋根に加わるため、
その地震に対して建物を壊すことなく、耐えうる家を作るには、床、屋根、壁、柱、梁をしっかり作ることが大切です。
構造としては柱と柱の間に、筋交いと呼ばれる補強材などの入った耐力壁で建物の揺れを抑える方法がとられています。


制震構造とは



建物の壁の中などに、揺れを吸収する装置を組み込んだ構造を制震構造といいます。
家の耐震性をしっかり確保した上で、
内壁と外壁の間に制震ダンパーと呼ばれる揺れを吸収する装置(制震装置)を入れることにより、
地震の揺れを熱エネルギーに転換することで建物の倒壊を防ぎます。
転換された熱は空気中に消えるので、結果的に地震のエネルギー(揺れ)を吸収したことになります。これが制震住宅のメカニズムです。



免震構造とは



建物と土台の間に備えられた装置が地震の揺れを吸収して、揺れを直接建物に伝えないようにするものを免震構造といいます。
免震住宅は耐震のように、建物を柱や筋交いなどで固めるのではなく、建物の土台と地盤(地面)の間に免震装置を設置して、
地震の揺れを建物に伝えにくくする構造になっています。
一戸建てでは少ないですが、マンションでは最近よく採用されている構造です。


いかがでしょうか。
皆さんが良くお聞きする耐震以外にも地震対策がございます。
住宅を購入される際は、それぞれの良し悪しを比較し、検討してみて下さい。

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