【福岡注文住宅】30坪台の間取り解説! 回遊動線のある無垢材の家

回遊動線とは、家の中で行き止まりを無くした、ぐるりと回れる動線設計を指します。注文住宅の間取り設計でも人気を集める回遊動線ですが、家事の流れやご家族の動きを失念してしまうと、せっかくの回遊動線も暮らしにくさに繋がりかねません。

今回は、2つの回遊動線を取り入れた福岡県の30坪台注文住宅間取りをご紹介。思わず真似したい間取り設計に加え、居心地の良さを追求したこだわりポイントも解説致します。注文住宅の間取りプランニングにお悩みの方、ぜひご参考下さい♪

1.【福岡30坪台注文住宅】間取りの全容

福岡県内に建てられた、こちらの30坪台の注文住宅。間取りはもとより、室内の施工や素材にも注力し、お子さんの健やかな成長と心地よい暮らしを追求しました。間取りのこだわりポイントを6つ、ご紹介します!

2.間取りのポイント①キッチンを中心にした2つの回遊動線

毎日の家事を楽に・時短で済ませるには、「家事どうしの移動をどれだけ減らせるか?」が、重要となって参ります。炊事を行うキッチン、洗濯をする脱衣所、マメな掃除が必要な水回り……。これらがあちこちに点在した間取りだと、家事がはかどらない、暮らしにくい注文住宅となってしまいます。こちらの30坪台間取りはキッチンを中心に、2つの回遊動線を取り入れました。キッチンでの炊事、洗濯・衣類収納、水回りのお掃除、全てを円滑に取り組めます。それに加え、リビング側にも回遊動線を設けることで、お子さんの見守りも同時に叶える間取りを実現しました!

💡ワンポイント：回遊動線に合わせ収納もオーダー!

回遊動線は「とにかく行き止まりを無くしてグルグルと回れれば良い!」という訳ではありません。回遊動線とセットで、適材適所な収納を取り入れると◎こちらの間取りの場合、回遊動線の中心となるキッチンに、収納をたっぷりと設けています。キッチン側には調理グッズ・食品を、リビング側には日用品やお子さんのグッズを。物の居場所を定める収納により、散らかりにくく片づけやすい住まいを叶えています。

3.間取りのポイント②洗濯～衣類収納までスムーズに!

脱衣所・洗面台を進んだ先には、ファミリークローゼットとランドリールームを配置。洗濯・干す・乾燥といった工程を、ランドリールームひと部屋で完結させ、お隣のファミリークローゼットへそのまま収納出来る間取りとなっています。ファミリークローゼットはハンガーによる「吊るし収納」がメインとなるため、「服を畳む」といった家事の手間を減らす効果も! 家事ラクを極限まで追い求めた、真似したい30坪台の間取り設計と言えますね♪

4.間取りのポイント③無垢材が心地よい広々リビング

1階の間取りの3割ほどを占めるのは、20畳を超えるリビングルーム。リビングを広めに設計した間取りは、注文住宅でも年々人気を集めています。ゆとりを持って設計したリビングには無垢材を用いて、木の香りがふんだんに溢れるスペースを実現しました。ご家族どうしの、コミュニケーションの場として。ゲストをおもてなしする空間として。人が集まる場所だからこそ、誰もが居心地よく寛げるリビングとなりました。

💡ワンポイント：無垢材ってあたたかいの?

天然の樹木から切り出した木材である、無垢材。「自然素材はあたたかい」と よく耳にしますが、手触りや質感だけの話ではなく、実際に温かいと証明されています。フローリングに使用されるケースが多い合板は、熱伝導率0.17W/m·K(ワット毎メートル毎ケルビン)です。それに対し杉の木の無垢材は、熱伝導率は0.08W/m·K(ワット毎メートル毎ケルビン)と言われています。同じ木材系の素材でも熱伝導率の違いから、無垢材は裸足で触れてもヒヤリとしにくく、ほんのりとした温かみを帯びやすいと言えます。

5.間取りのポイント④土間から続くトレーニング部屋

玄関のそばには、旦那さんの趣味である筋トレを気兼ねなく楽しめる、トレーニング部屋を設計しました。トレーニング部屋とリビングを離した間取りにすることで、小さなお子さんが知らぬ内に出入りしてしまう……といった不安も払拭しています。自分時間を満喫出来る趣味のお部屋は、注文住宅における生活の質向上を約束してくれるでしょう。

6.間取りのポイント⑤衛生面に配慮した水栓たち

間取りの1階部分に注目してみると、洗面台を含め、水栓が3か所あることが分かります。トイレに隣接したミニ水栓は、玄関からも利用しやすい位置取り。洗面台は2階から降りてきてすぐの場所、トイレからもアクセスしやすい配置になっています。ランドリールームに設けたスロップシンクは、汚れが目立つ服や靴の浸け置き・食べこぼしなどの汚れ落としに活用出来ます。用途の異なる水栓たちにより、ご家族の衛生はもちろん、室内の清潔さも保てるでしょう!

7.間取りのポイント⑥集中やすいコンパクトな書斎

ご夫婦の寝室には、おこもり感のある書斎を設けました。リモートワークや読書に打ち込める、コンパクトな書斎となっています。造作(ぞうさく)家具と呼ばれる、つくり付けの棚・カウンターをオーダーすることで、スペースを有効活用しつつ散らかりにくい書斎を実現しました。

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