1. TOP
  2. 注文住宅お役立ちコラム
  3. 【福岡30坪】勾配天井を設けた廊下のない間取り【平屋注文住宅】

2023.07.17

【福岡30坪】勾配天井を設けた廊下のない間取り【平屋注文住宅】

居住スペースの拡大に加え、家事動線の確保や、家族間のコミュニケーション増加も期待出来る、廊下の無い間取り。しかし、勢いのままに廊下を削ってしまうと、かえって暮らしにくい注文住宅になりかねません。

そこで今回は、注文住宅ならではの自由設計により実現した、廊下の無い間取りを解説。勾配天井により快適さも兼ね備えた、30坪の福岡平屋間取りとなります。ぜひ、ご参考ください。

1.【福岡30坪廊下のない平屋】間取りの全体図

延べ床面積 平米換算 坪数換算 畳換算
1階 99.41㎡ 約30.07坪 約64枚

家事効率の良さやバリアフリーといった、平屋のメリットを存分に感じられる、こちらの福岡県注文住宅。30坪ながら、広々としたLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を間取りの中心にすえ、各部屋の広さもしっかり確保しています。ぜひとも真似したい、間取りのポイントを、7つご紹介いたします。

2.間取りのポイント①廊下を無くし間取りを最適化

こちらの福岡平屋注文住宅の、最大の特徴とも言える、廊下を無くした間取り設計。廊下を切り詰めたことによって、延べ床面積を最大限に活用しています。広さに加え、部屋から部屋への移動距離も短縮されるため、家事効率の良さも向上。建物の形が真四角に近い30坪平屋だからこそ、叶えられた間取りだと言えます。

廊下の無い間取りはメリットが多い反面、玄関からのアクセスが良すぎる点や、トイレと生活スペースの近さに、不安が残ります。そんな気がかりを払拭するため、こちらの間取りでは、玄関とLDKの間・LDKとトイレの間に扉を配置。これにより、玄関からの視線もトイレの水音も気になりにくい、平屋間取りを叶えました。

💡ワンポイント:高気密な注文住宅で音の伝わりを抑制

廊下が無い間取りでは、水音に限らず、話し声や足音といった生活音の伝わりも懸念されます。しかし、イマドキの注文住宅は、気密性(きみつせい)を高めた設計がスタンダード。家の中のスキマを可能な限り減らした高気密な住まいは、室内温度の安定と共に、住まいの中で伝わる音もセーブしてくれます。廊下が無い間取りでも、気密性を高めた作りにより、ご家族みんなが暮らしやすい注文住宅を実現しています。

3.間取りのポイント②バリアフリーを徹底した設計

暮らしのすべてがワンフロアで完結する平屋は、年齢を重ねても生活しやすい住まいだと言われています。こちらの福岡30坪注文住宅では、さらにバリアフリー面を強化。足元の段差を無くし、家庭内のつまづき・転倒を防止しています。床面に高低差が無いため、お掃除ロボットも大活躍! バリアフリーと同時に、掃除の手間削減も叶えています。

さらに、浴室と玄関を除いた全ての扉を引き戸にすることで、前後に開閉する開き戸よりも軽い力で、戸の開け閉めが可能。開き戸を開閉するためのスペースも削減出来たため、より広さを感じやすい平屋間取りとなっています。

4.間取りのポイント③勾配天井で開放感ある平屋に

上背の無い平屋で心配なのが、日当たり。2階建ての注文住宅に比べると、建物の高さが控えめな平屋は、日光が入り込みにくくなる恐れがあります。こちらの福岡30坪注文住宅では、平屋の屋根の傾斜に合わせ、リビング上に勾配天井(こうばいてんじょう)をオーダー。

これにより高い位置への窓設置が叶い、明るさと共に、吹き抜けのような開放感を生み出しています。ご家族が集う、あるいはゲストをもてなす場所だからこそ、居心地の良いリビングに仕上がりました。

5.間取りのポイント④広めに設計した洗面室

こちらの30坪平屋間取りに注目してみると、洗面室が広めに設計されているのが分かります。ゆったりとした洗面室の理由は、こちらの注文住宅に住まうご家族に、娘さんが二人いるため。

洗面台自体も幅広めでオーダーされているため、二人並んでの身支度も、余裕をもって行えます。また化粧品やヘアケア用品など、女性の身だしなみグッズは、多種多様。雑多になりがちな洗面台も、収納をたっぷりと用意することで、散らかりにくい空間となりました。

6.間取りのポイント⑤狭く見せない子ども部屋

「引っ越し後、家具を配置したは良いものの部屋が狭く見える……。」注文住宅に限らず、アパート・マンションで、そんな経験をしたことがありませんか? こちらの30坪平屋間取りでは、オーダーメイドの机・クローゼットをあらかじめ依頼し、部屋の広さをキープしています。特に顕著なのが、リビング右側の2つのお部屋。それぞれ畳6枚ほどの広さを持つ2室は、子ども部屋として設計されています。

オーダーメイドの机・クローゼットの配置により、勉強机や衣類収納といった家具設置を減らし、空間を有効活用。ベッドを置いても、狭苦しさを感じない子ども部屋となっています。

7.間取りのポイント⑥フレキシブル活用出来る納戸

リビングの隣りには、納戸を設計。小さなお子さんと暮らす注文住宅のため、おもちゃ置き場として活用しています。お子さんが成長した後は、リビング周りの品々を収める収納スペースとして、あるいは書斎や趣味のお部屋として再活用OK。柔軟に利用出来る納戸は、今の暮らしも将来の暮らしも、彩ってくれるでしょう。

8.間取りのポイント⑦家事がはかどる回遊動線

日々行う、炊事・洗濯・掃除。毎日繰り返す家事だからこそ、時短かつ簡単に済ませたいですよね。こちらの30坪注文住宅間取りでは、行き止まりを無くした回遊動線を、水回りに導入。これにより、家事による部屋間の移動時間を減らし、家事の同時進行を叶えました。

お料理やお片付けをしつつ、洗濯を行う……。汚れやすい水回りの掃除を、続けざまに行える……。家事を効率化させやすい平屋だからこそ、より家事ラクを実感しやすい間取りとなっています。

💡ワンポイント:小部屋パントリーでさらに家事ラク

キッチン横には、注文住宅のオプションで人気の高い、小部屋型のパントリーを設計。食器や調理器具・食品類で、何かと煩雑になりやすいキッチン周りを、パントリーに収納して整えます。なお、あえて扉を無くしたことで、調理中でも買い出し後でも、出入りしやすいパントリーに仕上がりました。

👇動画もチェック!

「廊下が無い間取り」の最適解とも言える、福岡平屋間取りをご紹介しました。いま一度、注文住宅間取りのポイントを、まとめます!

 

☑廊下を無くし、延べ床面積30坪を最大限有効活用

☑高気密設計・引き戸の設置で音にも配慮

☑足元の段差を減らす&引き戸でバリアフリー、掃除も楽に

☑勾配天井で開放感と共に採光確保

☑家族構成に合わせた、広めの洗面室

☑子ども部屋はオーダーメイド家具で狭さを感じにくく

☑リビング横の納戸は収納→書斎と柔軟に活用

☑水回りを回遊動線でまとめ家事ラク

☑パントリーは扉を無くし、出入りをスムーズに

廊下の無い注文住宅間取りを検討されている方、平屋の間取りプランニングにお悩みの方にとって、こちらの記事が役立てば嬉しい限りです♪

今回のまとめ 今回のまとめ

福岡・佐賀・熊本エリアに建築をご検討中の方限定!

「自分たちの理想を形にしたらどんな家になるの?」「なんとなくの希望はあるものの、具体的な間取りが想像できない」……という方は、プロの設計士が理想の間取りを提案してくれる無料サービスを活用しましょう!

 

福岡で注文住宅をお考えなら悠悠ホームへ!
津田 洋平(一級建築士)
監修者

津田 洋平(一級建築士)

悠悠ホーム株式会社 建築プランナー

家は、お客様にとっては人生最大のお買い物。建築プランナーの仕事はそんなマイホームに託すお客様の「夢」を図面化すること。打合せの際には、建築士としてのプロの目と、住む人の目線に立って考えることを大切にしています。満足いただけるよう一軒一軒が真剣勝負だと思って、ご提案とご説明を尽くすことを心掛けています。

ページトップに戻る