【平屋20坪】二人暮らし向けの注文住宅間取り特集【ひとり親編】

「ひとり親家庭だけど、マイホームを建てたい」「シングルマザーだけど、住宅ローンを借りて一戸建てを建てるのは現実的なのかな?」「子どもの成長に合わせられる家に住みたい!」そんな想いを持っている方へ提案したいのが、二人暮らし向けの注文住宅です。

今回は、二人暮らしにピッタリな20坪の平屋間取りをご紹介。ひとり親(シングルマザー・シングルファザー)家庭にオススメしたいポイントも、詳しく解説致します。お子さんのために快適な住まいを求めている方、家事も仕事も子育ても取り組みやすい一戸建てをお探しの方、ぜひご参考ください!

1.データで見る! ひとり親家庭のお家事情

厚生労働省による「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査 結果報告」によると、シングルマザー(母子家庭)だと約16％、シングルファザー(父子家庭)だと約48%が、ご自身名義の持ち家を所有しています。「持ち家」の中には、分譲マンションや建売住宅(たてうりじゅうたく)も含まれますが、暮らしやすい間取りを求めたり お子さんの育成環境を考えた結果、注文住宅を選択する方もいらっしゃいます。

2.【住宅ローン】シングルマザー(母子家庭)でも借りられる?

シングルマザー(母子家庭)であっても、住宅ローンの借り入れは不可能ではありません。国土交通省による「令和3年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」によると、住宅ローン審査時に、性別や家族構成はそこまで重要視されていない模様です。また住宅ローンを組む際、団信と称される「団体信用生命保険」への加入を勧められます。この団信へ加入しておくと、親御さんに万が一の出来事があった場合は、住宅ローンの返済が免除され お子さんに注文住宅を残すことが可能となります。

💡ワンポイント：ひとり親家庭、注文住宅に活かせる制度とは?

持ち家の購入や補修・リフォームなどの際に利用可能な、「母子父子寡婦福祉資金貸付制度(ぼしふしかふ ふくししきん かしつけせいど)」と呼ばれる公的制度があります。保証人を立てると、無利子で150万円～200万円を住宅資金として借り入れ可能に! 注文住宅購入時の頭金として、あるいはお子さんの成長に合わせたリフォームの時に、こちらの制度を利用するのも良いかもしれません。

3.二人暮らし向け20坪平屋①パントリーが役立つ2LDK間取り

週末の買い出しに便利な、パントリーを備えたこちらの注文住宅間取り。ひとり親・シングルマザーのご家庭に最適なポイントを3点、ご紹介します!

ポイント①買い出しに便利なパントリー

注文住宅を依頼する方々から、高い人気を集めるパントリー。食料品はもちろん、キッチンペーパーや洗剤といった日用品の保管、調理器具・キッチン家電の収納場所としても利用可能です。食べ盛りのお子さんのために、冷凍ストッカーなどを設置するのもオススメ! キッチンの真横に小部屋タイプのパントリーを設けた間取りのため、生活感が出にくいのも嬉しいポイントですね♪

ポイント②食事以外にも使えるカウンター

キッチンの目の前に、作りつけのカウンターを設計。食事の配膳・食後のお片付けを、スムーズに叶えます。加えて、リビング学習の場として活用しても◎キッチン周りの家事をこなしながら、お子さんの学ぶ姿を見守ったり……。お子さん側も、学ぶ上で分からない箇所をすぐに質問出来たり……。マルチに活用可能なカウンターは、親子間のコミュニケーションを より活性化してくれることでしょう!

ポイント③間取り中央の洗面脱衣所

玄関からもキッチンからも、すぐアクセス出来る場所に 洗面脱衣所を配置。帰宅後の手洗い・うがいを習慣化させ、お料理と洗濯の同時進行を叶えます。さらに、出入口を2か所設けることで、お互いの行き来を阻害しないつくりを実現しました。何かと慌ただしい朝も、円滑に身支度が整う間取りとなります。

4.二人暮らし向け20坪平屋②シューズクロークが便利! 2LDK間取り

ひとり親・シングルマザーのご家庭と言えども、靴や雨具、お子さんの外遊びグッズ・自転車など……。玄関周りに置いておきたい品々って、数えあげていくと多岐に渡りますよね。玄関そばにシューズクロークを備えた、こちらの注文住宅間取りのイチ押しポイントを解説致します。

ポイント①広々シューズクローゼット

玄関に隣接する形で、小部屋タイプのシューズクロークを設計しました。お子さんが小さい時期は、ベビーカーや三輪車。お子さんが大きくなると、自転車や靴が増え、さらに運動部に所属した場合は部活用品など……。お子さんの成長に合わせ、フレキシブルに活躍してくれますよ!

ポイント②家事の効率化を叶える水回り配置

そもそも平屋は、生活の全てがワンフロアにまとまっているため、家事を効率良く行えるメリットを持ちます。それをさらにブラッシュアップし、トイレ・キッチン・浴室・洗面所といった水回りを、間取りの左側へ集中させました。家事を行う場所どうしを近づけたことで、移動距離の短縮に加え、家事の両立を実現させました。

ポイント③6畳ずつの寝室で自分時間を満喫

ひとり暮らしの場合、キッチンなどを除いた居住スペースの広さは、7畳が多数派だと言われています。ひとり親・シングルマザー家庭の場合、共用品の収納はリビング周辺で行えるため、6畳あれば自分好みの寝室を実現可能に! 親御さんはテレワークスペースやメイクスペースを設けたり、お子さんは趣味の品や本・漫画を充実させたり……。親子そろって、居心地よい寝室を目指せるでしょう。

5.二人暮らし向け20坪平屋③プライバシーを保てる2LDK間取り

平屋での親子二人暮らしであっても、お互いのプライベート空間はしっかり分けたいもの。それぞれの寝室をあえて離した、こちらの注文住宅間取りについてご説明いたします。

ポイント①プライベート空間を保てる寝室

間取りの両端に寝室を配置し、親子の距離感を程よく保てる平屋を実現しました。寝室が離れたことで、音楽や動画の音声が響きにくくなり、それぞれの自分時間を有意義に過ごせます。思春期や受験時期はもちろん、お子さんが大人になってからも、有用な間取りだと言えますね!

ポイント②ワークスペースにも便利なカウンター

テレワークスペースとしての活用のほか、ちょっとした書き物やミシンなどの針仕事……と、柔軟に利用出来るリビング脇のカウンター。あらかじめ、パソコンケーブル用の穴をあけておいたり、コンセントの位置を決めておくと、さらに利便性がアップしますよ♪

ポイント③買い物・ゴミ出しに便利な動線

重たい買い物と言えば、お米や飲み物。かさばる買い物となると、トイレットペーパーやティッシュペーパー。最近では、ネットスーパーで注文し、自宅まで届けてもらうのが当たり前となりました。しかし、玄関からキッチン・リビングまで距離があると、室内への運び入れも一苦労です。こちらの間取りは、玄関からキッチン・リビングまでの距離を短くしたことで、買い出し品の運び入れを少ない負担で行えます! キッチン・リビングから玄関までのアクセスも行いやすいため、ゴミ出しをストレス無く出来るのも大きな魅力です。